新人・若手セラピストの方へ:基本動作分析と触診の大切さ

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起居動作・立ち上がりは自立しています。

でも動くと筋緊張が高くなるので、介助してます

この言葉に違和感はありますか?

他のセラピストから同じような言葉を聞く事があります。

筋緊張が過度に高まらないために介助をする事は患者さんにとって良いことでしょうか?

また基本動作は自立すれば、それだけでいいのでしょうか?

基本動作とは

起居動作、リーチング、立ち座り動作、歩行という4つの動作であり、基本動作の組み合わせによって日常生活活動が行われています。

基本動作では筋緊張だけが重要?

基本動作を行う際、過度に筋緊張が高まらないようにする事や自己にて出来る事は大切です。

しかし、筋緊張が過度に高まる原因を追求せずに放置にしていても良いのでしょうか?

その患者さんの抱える問題は、そのまま残存し、退院してから容易に筋緊張が高まってしまう事は想像できると思います。 介入により退院時までに基本動作の自立度を向上することも大切ですが、退院後の身体機能や生活を考慮しながらアプローチをする必要があると思います。

基本動作において過度に筋緊張が高まる”運動課題”を見つける事は、患者さんの現状の動きにくさの解決につながるだけでなく、さらには将来的なADLの維持・向上にとって重要です。

基本動作の運動課題

基本動作の運動課題は、ある姿勢を目的の姿勢へ変化させる事であり、それを遂行するためには、関節運動を組み合わせて目的とする姿勢を作る必要があります。

寝返り動作を例にとると、 寝返り動作は、 「頭頸部のコントロール」 「肩甲骨の前方突出とリーチ」 「体軸内回旋」 の3つの相に分かれています。

寝返りだけでも、全身の様々な部位が参加します。

つまり基本動作を考えるということは、患者さんの全身の関係性を考えていくことにつながるということです!

なぜ基本動作の評価とアプローチに触診が必要なのか?

基本動作の各相では、関節運動とそれを起こすために筋が活動します。

機能解剖学の知識と触診技術は、

「どのように動作を行なっているか」という関節運動と筋活動の評価につながります。さらに

「より良い運動にどう導くか?」という自動介助運動や促通のアプローチへと展開していく事が可能になります。

そして、

「実際に何が起こっているか」を知るための正確な触診技術と機能解剖学のイメージができるようになると、

臨床がもっと楽しくなりますよ。

 

 

触診・評価に自信のない方へ

・触診技術に自信がない

・機能解剖学のイメージをするのが難しい

・基本動作の評価のポイントを知りたい

などの疑問がある方に対して、Bridgeでは「基礎から学ぶ基本動作の評価とアプローチ」という全4回のセミナーを開催します。

1日ずつ「起居動作」「リーチ動作」「起立動作」「歩行動作」の4つの基本動作に関して、機能解剖・触診・評価・実技をそれぞれ1日かけて学ぶことができます。

Bridge 新人・若手セラピスト向けコース勉強会「基礎から学ぶ基本動作の評価とアプローチ」

詳細・申し込みは記事の中にあります。

今回のセミナーでは基本動作の問題の発見〜原因の追求が出来るように一緒に学んでいきます。 また原因の追求の為に骨・筋などの触診技術は欠かせません。 筋の触診も行い、基本動作の知識・技術を深めていきたいと思います。 目の前の基本動作の評価・介入ができる、そして患者さんの将来にとってより良い動作の獲得に導くことのできるセラピストになれるように、一緒に悩み、考えていきましょう!

 


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