第1話:料理を通じて、いわゆるリハビリの難しさを痛感する37歳男性。

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「ひじき作れる?」

本日は仕事もなく、家でゆっくりスライド作りをしようとしていたわたくし。

昼を過ぎた頃、手元のスマホがブルブルする。

どうやら仕事の休憩時間で暇を持て余した奥様からのLINEのようだ。

 

開いてみると…

3

ひじきって作れるの?

そもそもひじき料理って好きで食べてるけど何?

確か海藻であって、冷蔵庫にあるものを調理した結果、ひじきになるものではないよな…

 

ウィキペディア先生で調べてみた

ヒジキ鹿尾菜羊栖菜学名Sargassum fusiforme)は、褐藻類ホンダワラ科ホンダワラ属海藻の1種である。波の荒い海岸近くの岩場の潮間帯付近に繁茂し、春から初夏に胞子嚢を付けて成熟する。

これを読む限り、決しておいしそうに思えない。てゆうか誰がこの漢字にしようとしたんだ?

 

そうはともあれ、

「ひじきを作れる???」という問題に

 

「もち作れる♡」

 

と即答できる、技術も想像力もなかったため、以下のように返信した。

 

ライン2

さきほど調べたての

ウィキペディア情報を載せて、

 

「春から初夏に胞子嚢を付けるらしいからギリ間に合うかな?(笑)」

 

とか送ろうとしたが、帰宅後の自宅内の空気が無駄に悪くなることは想像するまでもなかったので、

 

新宿スワンに頼ることにした。

 

すると、奥様から

 

ライン

これを読む限り、

ひじきと大豆を煮たやつとようやく理解できた。

 

スマホで探すと、すぐに出てきた。

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(引用元は画像上のURLをご参照ください)

 

あーこーゆーのこーゆーの。

とこれを見ながら作ろうと決定。

なんかニンジン的なものと油揚げ的なものは入っている模様だが、うちの奥様のご用命では

ひじきと大豆

以外の指示はなかったため、気を利かせてニンジンを使うことで、

「明日のカレーのニンジンがなくなっただろーーがーー!!」

とまた自宅内の空気が悪くなることを懸念し、指示された材料のみで作ることとする。

 

 

ちなみに明日カレーを作るとは聞いていない。

 

今回、このやり取りで学ぶべきことは、

奥様の「ひじき作れる???」という

 

「ひじき」は

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(画像は先ほどと同じ)

 

このようなイメージであったと言える。

基本的に料理をつくることはなく、食べる専門のわたしには

 

 

「ひじき = 黒くて細いなにか」

 

でしかない。「ひじき」という3文字から先ほどのような料理の完成版が頭に浮かぶわけがない。

 

もちろん奥様にも悪気はない。ひじきの料理の定番が先ほどの煮物なのであれば、奥様界隈ではひじき作れる?で十分伝わるんだとも思う。

 

セラピスト同士でADLを「にちじょうせいかつどうさのうりょく」とは言わないのと同じことだろうと思うし、

 

セラピスト同士が「Aさんの問題は股関節が弱いことよねー」「そう思いますー」という会話があった場合、その二人のセラピストが示す「股関節」「弱さ」を何をもって股関節が弱いと定義づけているのか?の知識と経験の深さによっては、その二人の股関節の弱さというのは、実は全く別のものを指し示している場合だってあり得る。

 

厚焼き卵に砂糖を入れるとこと入れないところがあるように。これだって「厚焼き卵作ってね」「あいよ!」

なんて砂糖入りがありえない相手に、自分の所は砂糖入りが普通だとして作って出せば、(悪気はなくとも)揉めることだってあり得る。

 

そう、常にコミュニケーションの問題は、相手の背景を知らないからであり、知ろうとしないことです。

 

ということでひじきの煮物は完成しました。

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本題まで行けなかった…。

本題はまた今度ゆっくり。


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