小松のスライドデザイン講座 その1:見やすいスライドって何?

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職場の勉強会や学会発表でwindowsのパワーポイントやmacのkeynoteなどプレゼンテーションソフトを使用することがあると思います。

上記のような昔の?パワーポイントのデフォルトのデザインで発表している人はもういませんよね?大丈夫ですよね?笑

学会発表や勉強会などで綺麗だなー、分かりやすいなーなんてスライドやポスターがある一方…

新聞か!!!!推理小説か!!!みたいな文字ばかりのスライドや、ぱっと見で内容の理解に苦しむスライドやポスターを目にすることがあります。

内容が良ければ良いんだ!!!

見た目ばっか派手にしてもしょうがないだろ!!

なんて声も聞こえてきそうですが。

 

もちろん内容が大事です。内容あってのプレゼンです!

でもいくら内容が良くても、聞き手のその内容が理解されなければ、その研究や勉強は聞き手のメリットになりません。学会発表などではポスターで興味を持ってくれなければ聞きにも来てくれないかもしれません。(あなたの名前だけで人が集まるくらい有名なら問題ありません)

またいくらスライドが分かりにくくても、それを凌駕するほどのトーク力があれば問題ありません。それくらいトーク力あるならスライドすら不要です!!笑

 

スライド作りが苦手…

話すのも苦手…

でもせっかくやるなら少しでも聞いてくれる人の役に立ちたい!

こんな方にお読み頂ければと思います★

 

ということで今回は見やすいスライド作成のポイントについて書いていきます。

 

見やすいスライド作成のポイント

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この見にくいスライド(笑)ですが、書いてある内容は大事ですからね。僕らの年代でスライド作成をする時にパワポを開くと出てきたテンプレートです。

なんか見にくいですよね。でもセラピストは意外にもこれを見慣れてしまっているかもですが。

さらにあえてのカラフルな配色、下線、太字…重要度の順番がない色や太字は、見た人を惑わせます。何が一番このスライドで大事なのかと。

 

ここで一回スライドに戻ります。この配色や色使い、構成は読み手に優しくありません。

だってこんなデザイン、世に出ている雑誌やポスター、CMのどこにも存在しないでしょ!!ってことです。雑誌や広告、ポスターはいかに読み手の気を引けるか?を研究しています。

 

広告やCMは、

いかに目を引くか?

いかに短時間で買って欲しい(売りたい)商品やサービスに興味をもってもらえるか?

 

が勝負な訳です。

 

勉強会や研究発表も同じです。いかに限られた時間の中で聴衆に自分の伝えたいメッセージが理解してもらえるか?です。

 

その出だしで画像のような長文が来たら、いきなり続きを聞く気が失せる訳です。

文章が長いだけでめんどくさそう、小難しそうと思われたらそこでゲーム終了です。

 

ということでデザインを変更しましょう!

全体像を示す

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言いたいことは3つだよ!!ということを初めに示します。箇条書きで3つを書くよりも視覚的に丸が3つあった方が直感的に理解しやすいですよね。今回はこの3つについて話をするんだー、と聞き手にまずは発表全体のプログラムを提示します。

それだけでも聞き手はこの3つについて話をするんだという心構えができますよね。終わりが見えてないと不安ですし、心構えができません。飲み会のコースであと何品くるんだ?もう次デザートだと思って、必死に唐揚げ食べてたら、次にチャーハンが来た時の絶望感にも似ています。

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また少し聞き手にもイメージしてもらいたい場合は、一言加えてみても良いかもしれません。「自分のスライドは文字数多いなぁ」、とか「スライドが文章ばっかで直感的にわかりにくいなぁ」と聞き手への問題提起のきっかけにもなります。それが次のスライドへの興味を引きます。

ではこの3つのポイントについて、1つずつ踏み込んでいきます。

 

1.文字数:読ませたらダメ

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この文章を読むのにどれだけ時間がかかりますか?

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読ませるスライドは、読み手への依存が大きくなります。読み手の読解能力や知識と経験でその解釈が大きく、話し手とはずれることもあります。発表で大事なのはこちらの意図をできるだけずれが少なく伝わることです。

 

2.スライド構成:直感的に分かる

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例えば、リハ介入の流れを提示するとします。上記のように文章を書いても伝わります。でもスライドにするなら、「〜を実施し」「〜を行った」などなど何度も動詞を繰り返すことになりますし、そんなこと言わんでも分かります。

スライドでは、その「言わんでも分かる」ことをいかに排除するか?が大切になります。

では言わんでも分かることを消して、かつ図式化してみましょう。

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これで十分伝わりますよね。さらに言えばこの「訓練」すらも繰り返してます。じゃあ消せば良いか!!ってなると「ROM訓練→ROM」になってしまいます。そうすると訓練でなく、関節可動域を示してしまい意味が変わってしまいます。

そんな時はどうしたら良いか?

伝えたいメッセージの部分を強調しちゃうんですね。

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そうすると訓練内容が「ROM」「立ち上がり」「歩行」の順番で進めたんだということが分かりやすくなります。太字にし、文字の大きさを変えることで見て欲しい部分に目が行きやすくなります。

ちょっとした工夫でぱっと見の伝わり方が変わりますよね★

 

3.視線の動き

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では3つ目ののポイント「視線の動き」です。

Zの動きを意識しましょう!

 

Zの動きとは…

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視線は矢印のようにZの動きをしていくんですね。横書きの場合。

あとは左右と上下の動きです。

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これは問題なく読めますね★

ではこれを逆にすると…

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こうなります。目も頭も疲れますよね?

上下も同様です。

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これは普通。違和感なし。

逆にすると…

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疲れますね。こんなことする人はいないと思いますけど(笑)

文字やフローチャートなどを使用する場合には

Zの動きと左から右、上から下の視線の移動を考えて配置しましょう!

 

おまけ:ケーススタディ

 

おまけです。では以下のような症例報告のスライドを作成する場合。経過の報告はどうしたら見やすく、伝わりやすくなるでしょうか?

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まーこれでも伝わります。セラピストは見慣れていますので。でもこれをパッと見て5秒以内に理解できるでしょうか?

先ほどのテクニックを使うと…

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図式化するだけで随分スマートになりますね。3段階のプロセスがあるってことは伝わります。ただこれだと1W、2Wの部分は視覚的には表現できていませんね。介入期間の長さの違いは表せていません。

 

ということでこちら!

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こうすると、真ん中のプロセスは少し長く実施したことも分かります。そしてもう一つ欲ばっちゃうと、ROM訓練は1つ目、2つ目のプロセスに関わっていることもパッと見で伝えたい!!

 

そんな貴方にはこちら

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となるわけです。

 

いかがだったでしょうか?ちょっとした基本ルールが分かるだけでも伝わりやすくなりますよ!今後もまたスライドデザイン講座は続けます(予定)のでお楽しみに!

 

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スライドデザインに少し興味が出ましたでしょうか?私にはセンスないから…という方もいると思います。でも実はセンスは(あんまり)関係ありません!!

 

基本ルールが分かれば十分分かりやすい・伝わりやすいスライドができますよ!!

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