注意と運動学習-動きを変える意識の使い方-


注意と運動学習-動きを変える意識の使い方-

という本を読みました!!「注意」と運動学習の関係が記載され、読みやすく1、2日あれば読めちゃう本です☆




皆さんの得意なスポーツはなんでしょうか??



一般的に何か動作指導をするとき、私たちはその動作の中で、一番問題点となっている考えられる所に、フィードバック情報として、患者さんや動作者に指導しますよね☆


例えば、野球でいう「打つ時にもっと腰をくいっと、こう、くいっとした方がいいよ」なんていう感じや


テニスで言えば「腕の振りに注意してみて」などなど。



リハビリ場面では「もっとお尻に力を入れてバランスをとって下さい」や「もう少し○○関節を曲げて下さい」、「腕をもっと振って下さい」など


これらのような注意の向け方を「インターナル・フォーカス」と言います

つまり自分の身体への注意ですね☆

もう一つの注意の向け方があります。それが「エクスターナル・フォーカス」です

このエクスターナル・フォーカスは、例えば上記の例と合わせると


野球ではボールの軌道に注意してとか、テニスではラケットの振り具合とか、インパクト具合とか


リハビリでは前の水平な棒を見ながらバランスを取るとか、ロープに注意してその上を歩くとか、段差の高さに注目して足を上げるとか・・・



つまり、外の環境への注意ですね☆



この「エクスターナル・フォーカス」がとてつもなく学習効果を発揮するのです☆



これは健常者が新規の運動を獲得する際は、身体に注意するより、身体外部に注意して、学習を図った方が、学習スピードも学習保持力も学習能力も勝ることが、きれいな程の結果で説明されていますアップ





身体ではなく、外部環境に注意を向けることで、すっと力が抜け、逆にうまく運動できる経験みなさんにはないでしょうか?!



じゃあ外のなんでもいいから注意を向けていればいいのか?というとそうでもなく、自身の運動の結果と関係ないのものに注意を向けていてもしょうがなく、自身の運動と直結するような外部環境に注意を向けることが大切ですぼうや(詳しくは本を参考に☆)

ただ、これは健常者(若い)の研究がほとんどですひらめき電球

片麻痺患者さんと同じとはいいきれないと思いますひらめき電球




片麻痺患者さんに、バランスよく立つことを再学習する課題となれば、自分の身体がどうこうとかに注意するよりは、外の環境に注意を向けるような示指やフィードバックを与えることが学習効率や能力を高めることにつながりますが、そもそも動き方を知らない患者さんでは、きっと使えるところしか使わず、学習を図ると考えられますあせる


私たちなら、効率悪い運動を経験したとき、前後の運動と比較して修正することが可能ですが、片麻痺患者さんの場合は、まずはできることに注目しやすいと思います☆できたことが一番いい方法と思い、自身の身体の使い方をあまり知らないため、前後の運動と比較する機会もなかなかないと思います。そのため固定的な運動パターンへと身体の使い方が収束していくと思われますあせる

確かに、無意識レベルで身体を調節する機能は人間には持っていると思いますビックリマーク


しかし、運動・感覚障害により、体性感覚空間と視空間との解離が起きている患者さんに身体を感じることは大切と思います!!


一番いい運動学習方法を患者さんに提供していけたらと思いますアップ

さてさて


運動学習に意識(注意)は必要かはてなマーク



答えは必要です!!


ただ、学習段階や、その人の能力により、注意の向け方や量が違うと思いますドンッ


私たちが既に無意識で行っている・・・例えば「歩く」を意識したり、踵からつくと注意したりすると、必ずぎこちない歩きになってしまいますあせる


無意識レベルで行っていた行為を、意識することで処理する情報量が増える結果、反応が遅くなり、行為自体もぎこちなくなるということです☆


患者さんもなんとか歩けている人を、身体や外部環境に注意させ、通常より注意量を増やせば、そりゃ歩くのもさらに不自然になり、努力的にもなりますビックリマーク


しかし、なんとか歩けている状態から、もっと楽に歩けるようになるには、ただ無意識に歩き続けることで多少学習が図れると思いますが、適切な場所に意識することで、もっと楽に歩ける事を学習できると思いますアップ

それを教える事が私たちの仕事でもあると思いますにひひ