運動学習と脳 3


前回の続き・・・です

だいぶ時間があいてしまって…まさに自分の適当さがあらわれてしまう。

前回の最後に・・・

渋谷のスクランブル交差点のでかいモニターに、いきなり、目をモザイクさせた人が映りました。

なんとその人は自分と同じ服を着ていました

「もしかして俺?」と思ったあなたは

どうしたら、自分と分かることができますか??

ほとんどの方が、必ず身体を動かして、モニターの人と、同じ動きがするか確認するのではないでしょうか??

同じ動きをすれば

「自分が映されてる!!」→「ちょっといいカッコしなきゃ(笑)」

なんて思うかもしれません

今いったことは、すんなり分かるかと思います

なんせ、当たりまえのことですから・・・

これを脳から考えると

[身体を動かしてモニターの人と、同じ動きがするか確認]

身体を動かして→体性感覚情報の変化

モニターの人と→視覚情報の変化

同じ動きがするか確認→それらの感覚が時間的・空間的に一致するか照合

例えば

右手を90度まで、挙げたときに、モニターの自分も、同じ時間に、そして右手を同じ90度挙げる=空間的・時間的一致

これが一致しているから

モニターに移ったのが、自分と分かるのです

逆に、一致していなければ、他人となるわけです

これは有名な、「ラバーハンドイリュージョン」と同じです

http://www.youtube.com/watch?v=nzF_DfOafKw&feature=related

これが分かりやすいかと思いますが

模型の手と、本物の手に

同じようにセッテングして、同じ指に(空間的一致)

そして同じタイミングで(時間的一致)

触覚刺激をすると

まるで、模型の手があたかも自分の手と感じてしまう実験です

しかも、この自分の身体を自分と認識する右半球で特に優位性が強いという文献もあります

つまり、右の運動前野-頭頂連合野を中心としたネットワークです

だから、臨床でも右半球損傷の人は

自分の手足が自分の手足として、当たり前に感じにくいのかもしれません

その障害の典型が、身体失認

自分の手足として、感じれないから、他人の手足となるわけです

そして言語で、つじつまがあうように「先生の手」と繕います

自分の体が、当たり前のように、分かっている私たちですが

脳では常に、予測と結果が一致しているのかもしれません

そんな予測と一致がずれたときに、意識としてはじめて上る

障害物を超えようとして、越えられなかったとき

これも予測と結果の不一致ですね!

患者さんの学習はどうなんでしょうか??

最後まで読んで頂きありがとうございます☆