ニューロリハビリテーション5

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ニューロリハビリテーションということで、新人の頃から脳科学を臨床応用へというテーマで取り組んでいました

どう活かすのか?

脳卒中の患者様を目の前にして

脳科学が生かせることは、

①病態把握

②予後予測

③治療戦略

④配慮

この4つです。と僕は考えています。

①病態把握

脳画像と臨床症状をみて、脳機能解剖的に的確に病態を把握する。(脳機能解剖も1つの知識であって、もちろんそれだけで病態把握はしません。バイメカ、運動学や内科学などの知識も使います。)

②予後予測

脳がどんなふうに回復過程をたどるのか?どんなふうに学習するのか?などの知識があると、目の前の患者様の状態だけでなく、今後のゴールや可能性を見据えてリハビリができる。ただ予後予測は自分もまだまだできません。

③治療戦略

脳の機能やシステムの中でも、特に何が損なっているのか?何か使えるシステムはないか?

体性感覚が重度でボディイメージが全然できていないなら、床上動作の中で麻痺側への豊富な感覚入力や、視覚体性感覚の統合、または反対側の言語の抑制or利用、恐怖心のない中で学習(扁桃体の過活動を避ける)、他にも鏡の使用、プッシャーがあるなら空間的手がかりを作る・・・ほかにはLLBを履いて立位や歩行で皮質下メインの荷重や2動作歩行などなど

良く僕が言う皮質-皮質下、右-左半球、前-頭頂葉の関係です

あとは麻痺に対して、どう改善を促していくのか?これも脳科学の視点は大事ですね。

④配慮

これは簡単に言えば、高次脳機能に対してです。

失語ならノンバーバルを意識する、失行なら情報変換できる感覚を利用する、苦手な情報は避ける(模倣が苦手なら、そういう指導は避けるということ)

注意障害なら明確な示指量と仕方を配慮する、前頭葉症状なら目的地をしっかり提示して歩くなど(これだけではないですが)考えられます。

これは運動療法をすすめる上で、脳から考える配慮する点です。健常者は当たり前に言葉が通じて、そのまま運動に変換できたり、当たり前に注意が適切なところへ向けたりできます。

が、患者さんは違います。そこをしっかり想像しないといけません。

ざっくり書きましたが、僕が考える脳科学の利用はこんな感じです。

これに+αして、電気刺激やイメージなど使える方には使う感じです。

本当はこのあとに実際に患者さんを通じて、上記のことを書こうと思ったのですが、疲れましたのでやめます。

でも本当に脳科学を勉強して、機能的なことも大切ですが、

患者さんの笑顔や前向きな姿勢や気持ち。

患者さんがどうしたら学習できるかという視点。

こういったところの重要性が理解できます。

脳で言えば扁桃体や帯状回などの情動、そして皮質・基底核・小脳の学習。

身体のアライメントや動作分析ももちろん大事ですが、自分がそこに注意を払いすぎると、その時の患者さんの表情や注意を見過ごす可能性もあります。

それでは一方的なリハビリになり、患者さんは何を学習するのかわからず、なされるがままに。となっていく可能性が高くなります。

僕も胸をはってできてるとは言えませんが、まず人をみるのが私たちであります。

人を見てから、身体をみるはずです。

患者さんの思い(hope)や表情、注意、情動と、身体を分けて治療しても絶対に良いリハビリは展開できません。

本当に患者さんの注意や情動は大切です。

脳は自分にとって意味ある刺激しか覚えていきませんから。

・・・ってここまでは脳科学の視点から臨床へ生かす内容でしたが、最近の僕は身体評価ももちろんしっかりやるようにしてます。当たり前ですが。

その軸となっているのが、小松先生なんですが

自分の中で良い○○を作ることです。

良い股関節とは?良い脊柱とは?良い荷重とは?良い重心移動とは?などなど。

・・・これもまた長くなるのでやめます笑

本当にまとまりのない文章でしたが、今日はこのへんで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

また改めてまとめていければと思っています。