私たちは何に依拠してリハビリをしていくべきか?

blog02

最近は電気刺激にはまっています。walk aide、tDCS、そしてIVES。

今後必ず電気刺激療法と運動療法はタッグを組んでいく時代となるのでしょうか?

さてさて、今日のテーマ。

当然ですが様々な考えがある中で、僕たちはその病院の環境、先輩の影響、自分の好みなどなど、きっと自分なりの治療スタイルがあるかと思います

全く180°違うようなものもありますね

僕は、なんでもいいけど良くなれば良い!と今までは思っていました

でも最近は少し変わり、良くなる+αが必要と考えています

その理由は回復期にいれば新人さんでも良くできるからです

その+αを考えるきっかけとなったのが、2人先生のお言葉です

森岡先生

「現象から脳のシステム障害を読み取る推論力、細かさよりも全体を俯瞰でき、指導や治療を想像・創造できること。私たちは細分化されたプロになる必要はない」

大畑先生

「脳という組織のもつ回復力過程が、何に影響を受けるのか?トレーニングの内容の優先順位をどうすべきかという基本的な考え方が整理できていない」

この2人の先生のお言葉に私は至極納得します。

つまり原則原理なんだと。

いろんな治療スタイルがあるかと思いますが、もちろんどれも良くなる治療です。

究極は患者さんの立場にあった治療ですが、それと同時に私たちは医療という中で患者さんに治療を行う立場のものです。

では、良くなるのであれば、なんでもいいのでしょうか?

僕たちのリハビリとは、この原則原理のリハビリを行っている上にアート的なリハビリが来るべきだと思っています。

原則原理のリハビリとは

その1つはエビデンスです。

ほかにも、大畑先生が言われている脳という組織が何に回復過程に影響を強く受けるのか?ということです

この根本のことを知った上で、治療戦略を立てる。

今はこの根本抜きで、治療戦略や方法の話が飛び交ってる気がする。

例えば、後輩への指導のときも、肩甲骨を動かすと反応良かったよ、立位で膝が曲がらないように支えて、体幹の重さでつぶれないように介助すると反応良かったよ。

もちろん具体的に伝えることは大切なことで僕も言います。

でもべつに絶対そこを介助しないと反応がいいわけではないです。先輩の能力があったから反応が引き出せたのであって、同じところをもっても難しいこともあるかと思います

そんな方法やポイントを伝えるだけでなく、

・歩くとはどういうことなのか?何が構成要素なのか?

・ボディイメージとはなんなのか?ボディイメージの形成のための原則原理はなんなのか?

・動作を学習できるためには何が必要なのか?

こういうことを考えると、ボディイメージには形成には必要なことがあり、それをどんどん行っていく。その上で鏡だの、練習課題だの、ハンドリングだの、行う。

逆にこういうことを考えないで治療に望んでしまうと、ちょっとのいい反応を引き出すために、ベッド上で30分も40分も練習することにつながってしまいます。

患者さんのneedsはなんなのか?そのためには何が必要なのか?

全体的に俯瞰して捉え、脳の回復に強く影響する原則を理解して、治療戦略を練れば、効果のあるストレッチも効果はあるけれど、治療の中には入れない判断もすることができる。

経験的に、環境的に、または慣れによって、治療を決めるのではなく

エビデンスという世界の研究者たちが汗水流して提示された内容を基本に

生理学・神経科学・解剖学・バイメカなど確かな知識を基に、ある一部分だけ特価した治療を考えるのではなく

患者さんのneedsを満たすために必要な治療を俯瞰的に考案していく

その上に、私たちの技術、接し方、治療器具等々がさらなる効果を引き出すのではないでしょうか?

そうしないと、ハンドリングが好きな人はハンドリングで効果を出し、治療器具が好きな人は治療器具を使い効果を出し。

どちらも効果があってめでたしめでたしで終わってしまう

効果が出るのは当たり前ですが、さらにより効果がある方法はどっちなのか?をこれからは検証していく必要はありましが、まずは原則原理を理解して治療を考えていければと思います。

そういうことを僕は考えてきたし、新人さんや後輩にも考えて欲しい。

医療という基で、治療を行うのであれば・・・