あなたの臨床はルーチン化していないか?:実践を通じて成長するために必要なこと

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先日、友人(整形外科医)と会って話した時の言葉をツイートに挙げたところ、7000名以上の方がご覧になったとのこと。

 

セラピストだけでなく、実際のリハビリを受けている、受けていた当事者の方からも様々なコメントやメッセージを頂きました。

上記のような例が現実にあるようです。そしてそれを患者さん自身が不満を感じているという自体が問題ですよね。

 

表現はよろしくないですが、

美容院に行って、美容師さんがあなたの好みや希望を聞かずに、美容師さんの思う「あなたに似合う髪型」を勝手に押し付けて切ってしまったらあなたはどう思いますか?

 

下手をしたらそんなことが当たり前に起こっているのかもしれません。

 

 

一方、こちらの方はご自身の意見や疑問をセラピストにぶつけてくれる方々。僕もこのような関係の方がありがたいですし、できるだけそうゆう関係となれるよう関わります。

 

患者さんが言いたいことが言える関係はできていますか?

RyanMcGuire / Pixabay

RyanMcGuire / Pixabay

「やってることが意味分からなかったら言ってください」

「今とさっきのやり方ではどちらが良いと感じますか?どっちも変わらないですか?」

「嫌な感じ、変な感じ、よく分からない、思ったこと感じたことは遠慮なく言ってくださいね。嫌な感じがしている時は僕のやり方が良くない時です!!!」

 

と言った声かけや説明をするように心がけています。

 

患者さん自身は、何が良いかよく分からないこともありますし、嫌な感じ、倒れそうな感じがしていても

これがリハビリだ!!

リハビリの先生がやっていることだからこれを我慢していればきっと良くなる!

と思っていらっしゃる方もいます。

 

嫌なものは嫌。

 

そんな当たり前のことが言えない関係では、患者さんの本心や本当のニードには近づくことができないと思っています。

 

ルーチン化したリハビリの弊害

 

ルーチン
 
日常の仕事などで、型どおりの決まり切ったもの。
(Wikipediaより)

 

ルーチン化は大切です。事務的な処理などの日常的な業務は効率的なルーチン化をすることで、無駄なく、そして経験年数に関わらず業務を進めることができます。

 

ただしこれは事務作業であるから可能だと思います。それが業務マニュアルなわけですね。

どんな人がやっても、ある一定の質を担保できる。

 

では実際の臨床はどうでしょうか?

 

疾患も違えば、背景も違う、現在の状態も、退院先も違う。もともとの生活リズムや環境も違う。

 

なのに、同じ介入してて良いんですか?

 

でもしているセラピストが存在しているようです。

疾患に関係なく同じような介入をするセラピスト。

 

皆さんは大丈夫ですか?

 

✔︎ 患者さんのニードは知っていますか?

✔︎ 課題一つ一つの目的を伝えていますか?

✔︎ その課題で何が成功で何が失敗か伝えていますか?

✔︎ 失敗する理由とその解決方法を伝えていますか?失敗に対してダメ出しだけしてませんか?

✔︎ その課題ができることで、患者さんのニードの達成につながりますか?

✔︎ 課題における変化を患者さんは実感できていますか?

 

このあたりを僕は意識して関わるようにしています。

僕自身がリハを受ける立場になったら、それがないと多分楽しくないですし、何したら良いかよく分からないので。

 

そう考えると、同じ介入ができるはずないですよね。見た目は同じ介入だとしても、目的や声かけの仕方は絶対変わるはずです。ルーチンになるはずないんです。

 

実践を通じて成長するために

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漫然と毎日リハをしているセラピストと、毎日患者さんとのやりとりの中で試行錯誤しているセラピスト。どちらが5年後成長しているでしょうか?

 

そんなこと考えなくも分かりますよね?

 

ではあなたはどちらのセラピストですか?試行錯誤していますか?

3ヶ月前の自分より成長していますか?

試行錯誤する気になっているだけでもダメです。周囲が勉強しないセラピストばかりだと少し勉強していたり、考えていたりするだけでも、「やってる人」に分類されがちですが、それに満足しちゃいけません。

 

外に出てみたら、自分の頑張りなんてアホらしく思えるくらいやっている人ばかりです。

外に出て色んなセラピストをみてください。

 

実践で成長するためには、

 

・できるだけ自分の介入やその時の考え、ビフォーアフターをノートに書くなど可視化する

→自分の考えを客観的に見られるようになりましょう。自分の思考を言語化する癖をつけましょう。

 

・上手くいかない患者さんについて必死に考える。上手くいった患者さんばかりに目を向けない。

→上手くいった人でも、実はたまたまかもしれません。そして上手くいかなかった人がいた時には自分の評価・介入に抜けや不足している所があるサインです。また上手くいった時にも満足せず、もっと良い結果を出すには?同じ結果を半分の介入時間・期間で出すには?を考えることが大事。

少しでも参考になれば幸いです!!!

 


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