小児領域の理学療法

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小児領域の理学療法は、特別な領域にも感じる。

少し小児領域の理学療法の話をする。

理学療法の教育でも、小児実習を経験する人の方が少ないのではないだろうか。

 

“小児理学療法”に関する講義内容も少し前では「脳性麻痺」「運動発達」であったが、「NICU」「発達障害」など加わり、さらに現在では「内部障害」「地域理学療法」など多岐にわたる。

 

臨床においても、歴史が長い領域でありながら,理学療法介入のエビデンスの蓄積は多くはない。

 

小児領域の理学療法は、小児専門機関以外で実施されるようになってきている。対象となる小児疾患も多様化し,対象年齢も新生児期から成人期まで広がっている。

 

小児医療および障害構造の変化により、小児領域の理学療法の環境は大きく変わり、課題も多い。

 

小児の障害

小児領域の障害には、身体障害発達障害がある。

 

身体障害には、

肢体不自由(脳性まひ、脳血管障害、脊髄性疾患、骨関節疾患、進行性筋萎縮性疾患、脊髄損傷、切断、頭部外傷)、

内部障害(心臓機能障害、腎臓機能障害、呼吸器機能障害、膀胱または直腸機能障害、小腸機能障害)など、

それぞれに詳細な疾患・障害が区分されている。

 

障害のある児の支援目標・療育は、「機能障害の改善」だけでなく、「障害があることによっての育ちにくさの軽減」や「地域社会で豊かに生活できる人格の育成」を求められるようになってきた。

 

つまり、「歩ける」「話せる」という発達指標の向上だけでなく、「ソーシャルスキルや社会性、生きる意欲の育成」が目標となり、療育における育児支援や相談業務が大切になる。

 

木原秀樹:小児領域の理学療法の可能性と10 年後、理学療法学 第 42 巻第 4 号
執筆者 田中 孝秀

 


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田中孝秀

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