「あなたは、患者さんに触れる前に理想像を描けていますか?」

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インスタで4コマ漫画的に配信しております。

こまつのインスタはこちら(クリック)

ぼく自身の臨床感や知識と経験の整理のためにまとめています。セミナーでは参加者の方に毎回のようにお伝えしている部分ですが、

 

・こまつの話を聞いたことがない人にちらっと興味を持ってもらう

・また短時間で少しでも「患者さんに触れること」について皆さんそれぞれの臨床を振り返ってもらう機会にしてもらう

・ぼく自身のイラストデザインの勉強:特に配色パターンを学ぶ

 

という目的でインスタで漫画形式にすることにしました。

 

ただインスタでは視覚的な理解を優先的にしているため、こちらでは絵だけでは伝えきれない部分を少し掘り下げてお伝えしていけたらと思っています。

 

理想像のイメージがあるか?

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セラピストの介入の仕方は様々です。別に触れなくてもできます。

むしろ最終的には触れなくて済むようにならないとダメです。

 

ただ触れるにしろ、触れないにしろ、ぼくたちセラピストが関わることで患者さんにどんなメリットがあるのか?セラピストが関わる意味?意義?を常に考えることが大切です。

 

その日その瞬間の患者さんの状態、徒手的な介入、声かけ、杖や装具などの使用、周囲の環境など様々な条件により患者さんの反応は常に変化します。

 

良い座位姿勢に必要な要素は?
上肢のリーチングに必要な要素は?

 

と考えた時に何が思い浮かぶでしょうか?

そこで思い浮かんだ要素があなたが「評価」をし、「効果判定」をするものになります。

骨の位置関係(アライメント)が左右対称が良いとなれば、左右差のある所をみつけ、左右差がなくなることが良しと判定するはずです。

筋力しか出なければ、筋力の変化しか評価しないでしょうし、

関節可動域しか出なければ、関節可動域の変化ばかり重視した介入になってしまうかもしれません。

 

問題=理想ー現実

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患者さんを目の前にした評価は、「現実」を評価していますよね。

現在の筋力や筋の収縮、関節可動域、姿勢や動き方を評価します。

でも、本来どうあるべきか?という「理想像」が描けていないと、ただ「筋力が弱い」「可動域が少ない」という結果が分かるものの、どう筋を発揮すべきなのか?どこまでの可動域が必要なのか?が曖昧となり、何となく筋力強化やストレッチなどの可動域が拡大することが良しとなってしまいます。

 

ただ、姿勢や動作を含めてしっかりと現実を評価する力は大切です。

姿勢や動作分析でみられる非対称性や正常パターンからの逸脱は患者さんの抱える問題の仮説を立てるためのツールになります。

 

問題の存在しない課題はない

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「問題」とは、理想ー現実の差である。とお話ししました。

少しでも現在の状態から、理想像に近づけていくことを目標にした場合(維持目的や進行性疾患では目標とする理想像は単に「良くなる」ことではない場合もあります。)、理想と現実の差を埋めていくことが介入となります。そしてそのためにセラピストが患者さんに提示するものが「課題」となります。

 

知識の幅広さと深さが理想像をより鮮明していく

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歩行を例に挙げてみても、

・脳神経系:CPG・シナジー、歩行に関する神経経路:内側制御系の網様体脊髄路

・循環器・呼吸器:血圧や心拍、呼吸数、SpO2などのバイタルサイン

・運動器:歩行周期における関節運動や筋収縮、倒立振子、ロッカーファンクション、筋膜連鎖・運動連鎖

などなど、色々な指標がある訳です。

どうしても、自分の興味のある分野は深く勉強しても、苦手意識のある分野は大事なのは分かっているけどなかなか手がつけられない…なんてこともあります。

 

でも意外に新しい知識や視点が増えることで、これまで持っていた知識と組み合わさって、より良い理想像ができることもありますよ。

 

理想像があるから、変化の「良し悪し」が分かる

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徒手的な介入であれ、声かけであれ、環境設定であれ、何かすれば患者さんは何か変化を起こします。

しかし患者さんは常に良い変化をしてくれるとは限りません。

さらに良い変化をしたとしても、患者さんはその変化に気づけないこともありますし、その変化に気づけたとしてもそれが良いか悪いか?には判断が困ることもあります。

セラピストはその変化を自身の理想像に照らし合わせて常に評価をする必要があります。

上記の図で、理想像に近づくような変化をする場合には○です。その介入を継続、さらには徐々にステップアップをしていきます。

変化が図の△であれば、もっと良い変化を出せるような課題の見直しが必要です。

図の×のような変化は、悪い反応なので、課題の内容変更は必須です。

 

「理想の歩行は何か?」
「理想の上肢の運動って何?」

一度、自分の臨床における理想像を考えて、書き出してみましょう。

 

では!!

 

セミナーのご案内

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